親子同居で留意すべき事
何となく年取って、子供も子育て世代になると、生活的にも物入りになる。老後を考えると同居したほうが、お互い無駄な出費を抑えられる。
しかし、親と子の関係はお互いの甘えが出る。特に生活費の費用負担は割り切りが必要だ。子供の嫁さん(亭主?)が入ると他人としての思いやりも必要になる。
同居を検討する際は、親子の感情だけで判断すると長い間にトラブルが発生しかねない。息子の嫁さん(娘の夫)を含めて家族全員が納得するまで話し合う必要がある。
〈親子同居で留意すべき事柄〉
①選択の原則
同居するかしないか、どういう形でするか、家族の状況で考える。いつも生活を共にする融合型か、生活を独立させた分離型か両世帯で十分に協議し、決定する。
②相互尊重の原則
親子両家族はお互いを尊重し合い、相互不干渉を原則とした協力関係を築き上げる。
③自立の原則
お互い可能な限り依存せず、身体的・精神的・経済的に自立する。
④家族間ルール確立の原則
生活上の役割分担など、家族関係に応じた独自のルールを確立し、肉親感情に流されないようにする。
⑤家族協力の原則
親も子も孫も、世代・性別に関係なく家族全員の理解と協力関係(役割)を築く。
⑥扶養分担の原則
親の扶養に関しては、同居する子世帯だけでなく、すべての兄弟姉妹間で公平に分担する工夫をする。
〈日常経費を世帯ごとに明確にする工夫〉
①電気料金
玄関がふたつある二世帯住宅では、世帯ごとにメーターを取り付け、戸別契約にする。
②ガス料金
玄関がふたつの場合は、各世帯にメーターをつけて戸別契約にする。
③水道料金
ひとつの土地に、ひとつの建物を建てるときは、ひとつのメーターが原則。
※電気料金、ガス料金、水道料金は、玄関がひとつの場合戸別契約はできない。分離する場合は夫々事業者に相談する必要がある。
④電話料金
電話は電気と同様に、別々に引き込める。コミュニケーション設備として電話を積極的に使う方法もある。例えば、一回線で複数の電話が使えるので、両世帯に電話を取り付け、さらに内部連絡のためのインターホンとして利用する。
二回線引いて、両世帯で別々の番号で使う場合でも、両方をつないでおけばインターホンとして活用できる。家計面での分担も明確になる。
親夫婦と子供夫婦の違い

(続く)
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「闘うベテラン建築家の住宅づくり教室」のプロフィール
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